娯楽施設の可能性はさらに広がる

体験型動物園の魅力

動物の姿や生態系を観察する動物園。愛らしい姿や珍しい動物を鑑賞でき、動物好きではなくても子供から大人まで楽しめる娯楽施設として人気です。かつては園内を巡り、好きな動物、興味のある動物の檻の前でその様子を観察するというのが動物園の定番でした。しかし日中、動物たちはお昼寝タイムの場合が多く、園内を巡っても檻の前でぐっすり眠っている動物を見ることの方が多かったのではないでしょうか。
今の動物園は進化しています。動物の生態に合わせ、時間や演出方法を変化しているのです。檻の中の動物ではなく、身近に行動する動物を見ることも可能。エサやり等の体験も楽しめるようになりました。
ナイトサファリ、食事姿の公開など、これまで見られなかった動物達の新たな姿を楽しむことができます。

季節ごとの楽しみ方も

動物は季節によって変化します。体毛の量はもちろん行動も季節で変化しています。それは動物それぞれの本能によって行われているもの。動物園という環境は自然の中とは少し違うため、動物園の動物たちは野生の動物たちに比べ、季節感の変化が弱いとされていますが、動物園でもなるべく自然に近い環境を保っています。
より動物の生態を紹介するには、自然の中で動物達がどのように変化するのかも大切です。そこで動物園では、季節別に動物の状態を披露しています。冬が得意な動物、苦手な動物の生態に合わせて温度管理も行われている程。
季節別の動物の変化の違いは、季節ごとに動物園に行ってもその面白さを実感できるほど興味深いもの。動物好きではないという方でも興味をそそられること間違いありません。